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キシリトールとは?虫歯の予防と関係性

こんにちは。関原デンタルオフィスです。

ガムやタブレットのパッケージでよく見かける「キシリトール」という成分は、
虫歯予防に効果があると言われています。
しかし、なぜキシリトールが虫歯予防に役立つのか、
また本当に安全なのかについては、
知られていないことが多いのです。
今回は、キシリトールの特徴や虫歯との関係、用途、安全性について詳しく解説します。


キシリトールとは

キシリトールは、天然由来の甘味料の一種で、
白樺やトウモロコシなどの植物から抽出されます。
私たちにとって身近な食べ物だと、イチゴやラズベリー、ホウレンソウなどの
果物や野菜にも含まれています。見た目や甘さは砂糖に似ていますが、
カロリーが砂糖よりも約40%低いのが特徴です。
また、キシリトールは他の糖と違って、虫歯の原因となる酸を作らないため、
歯に優しい甘味料として知られています。


キシリトールの主な特徴

●天然由来の甘味料

●砂糖と同じくらいの甘さ

●カロリーは砂糖の約60%相当

●酸を作らないので虫歯の原因にならない

●糖アルコールの一種で、血糖値の上昇を抑える効果も期待できる

これらの特徴から、キシリトールは砂糖の代替品として多くの食品に使用されているのです。


キシリトールと虫歯の関係性

キシリトールが虫歯予防に効果的と言われる理由は、
主に以下の3つの働きがあるためです。

虫歯の原因菌(ミュータンス菌)の働きを抑える

虫歯は、ミュータンス菌が糖をエサにして酸を作り、歯を溶かすことで発生します。

しかし、キシリトールはミュータンス菌に取り込まれてもエネルギー源にならず、菌の活動を弱める働きがあります。

唾液の分泌を促し、歯を守る

キシリトールを摂取すると、口の中の感覚が刺激され、唾液の分泌が促されます。

唾液には、歯の再石灰化(歯を修復する働き)を助ける成分が含まれているため、
歯の表面を強くし、虫歯になりにくくする効果が期待できます。

歯垢を減らし、口の中を清潔に保つ

キシリトールを継続的に摂取すると、
歯垢(プラーク)の量が減少することが研究で確認されています。
虫歯だけでなく、歯垢の減少により歯周病予防にもつながります。

このように、キシリトールは虫歯を直接治すものではありませんが、
虫歯のリスクを下げる効果があるのです。


キシリトールの用途

キシリトールは、歯科専用のガムやタブレット、
歯磨き粉などに広く使用されています。
特に、歯科医院で販売されている「100%キシリトール配合」のガムは、
虫歯予防効果が高いことで知られています。

また日常的に取り入れる場合、次のような方法がおすすめです。

食後にキシリトールガムを噛む

食後の口内は酸性に傾きやすいため、
キシリトールガムを噛むことで中和し、虫歯予防につながります。

キシリトール配合のタブレットを活用する

小さなお子さんやガムを噛むのが苦手な方には、タブレットタイプが便利です。

キシリトール入り歯磨き粉を使う

毎日の歯磨きに取り入れることで、
虫歯予防効果をさらに高めることができます。


キシリトールの安全性について

甘味料と聞くと「体に悪い影響はないの?」と
心配になる方もいるかもしれませんが、
キシリトールは世界中で安全性が認められている成分です。

●WHO(世界保健機関)やFDA(米国食品医薬品局)でも安全性が認められている

●血糖値の上昇が緩やかなため、糖尿病の方でも取り入れやすい甘味料

●アレルギーのリスクが低い

ただし一度に大量に摂取すると、
お腹がゆるくなることがあるため適量を守ることが大切です。

健康な歯を守るために、
今日からキシリトールを積極的に取り入れてみてくださいね。

武蔵小杉の歯医者【関原デンタルクリニック】

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