お知らせ

月1研修


 

みなさまこんにちは。

関原デンタクリニックです!

昨日は月に一度行われる研修でした。

午前中休診させて頂き、6つの委員会に分かれ、それぞれ医院をより良くするために話し合いや作業を行います。

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この写真は委員会の活動内容をスタッフ同士共有しあっている様子です!

このご時世なのでマスクをしながらの研修でした。

不安な日々が続きますがスタッフ一同日々一生懸命頑張っておりますのでどうぞよろしくお願い致します!

武蔵小杉の歯医者【関原デンタルクリニック】

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唾液検査🥼

唾液検査って?必要性や検査からわかる

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唾液にはお口の中を潤す作用以外にも、汚れを洗い流したり細菌の増殖を抑えたり、さまざまな作用があります。また唾液はこのような働きをすることでむし歯から歯を守っています。今回はそんな唾液の検査についてご紹介します。

唾液検査とは

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簡単に言うと、むし歯のできやすさやその原因を調べる検査です。むし歯は歯磨き方法や食習慣だけでなく、唾液の量や質などさまざまな要因が組み合わさって起こります。例えば、1日3回歯磨きしていても唾液量が少なくむし歯ができてしまう方もいれば、1日1回しか磨いていないのに唾液の質が良くむし歯がほとんどできない方もいます。唾液そのものの量や質、能力は人によって異なるため、それによるむし歯のなりにくさ・なりやすさも人によって変わってきます。それを調べるのが唾液検査です。

なぜ必要?唾液検査でわかること

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唾液の分泌量
むし歯菌の量
歯を溶かす酸を中和する力 など
むし歯菌の量や唾液の量・質によってむし歯のできやすさは変わってきます。唾液検査を受ければ、その結果を踏まえて自分に合ったケア方法が見つかり、効果的にむし歯を予防することができます。普段歯磨きをしっかり行なっているのにむし歯ができてしまう、子どものむし歯を予防したいという方に特におすすめです。

唾液検査の流れ・費用

カウンセリング
唾液採取
検査結果の説明
唾液検査ではまずカウンセリングを行い、その後唾液を採取して検査を行います。唾液が出るか不安という方でも心配いりません。検査の前にこちらからお渡しするガムのようなものを噛むことで、唾液の分泌を促すからです。
結果が出るのに数日間かかりますが、検査自体は10〜20分ほどで終わります。唾液検査の結果をもとに、1人1人に合ったお口のケア方法や治療方針などを決めていきます。当院では唾液検査を3300円で行なっております。気になる方はお気軽にお尋ねください。

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シュガーコントロール🍭

■むし歯予防に役立つ「シュガーコントロール」

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皆さんは、1日にどのくらいの砂糖を摂取されていますか?例えば、70gのチョコレートには砂糖が約30g500mlのファンタグレープには約60gの砂糖が含まれています。そう聞くと、何となく砂糖の摂取量も見えてくるかもしれませんね。ちなみに、WHOが推奨する1日の砂糖の摂取量は25gまでなので、ほとんどの人がその数値をオーバーしているのが現実です。
▼砂糖を摂り過ぎることによる弊害
砂糖を摂取しすぎると、肥満糖尿病になりやすくなります。そしてもうひとつのリスクとして「むし歯の発生」が挙げられます。砂糖は、むし歯菌の代名詞であるミュータンス菌の大好物だからです。それだけに、砂糖の摂取をコントロールすることは、そのままむし歯予防にもつながるといえます。
▼砂糖が多く含まれる食品を控える
シュガーコントロールで最も重要なのは、砂糖の摂取量を少なくすることです。冒頭でも述べたような甘い食べ物には、たくさんの砂糖が含まれていますので、その摂取量を厳密にコントロールしましょう。代用甘味料を活用すれば、砂糖の摂取量を大幅に削減できます。
▼食べるタイミングに気を付ける

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砂糖を摂取したからといって、すぐにむし歯が発生するわけではありません。歯の表面に歯垢が形成され、むし歯菌が酸を作り出すまでにはそれなりに時間がかかります。ですから、砂糖が含まれる食品を摂取したとしても、次に挙げる点に配慮することでむし歯を予防することができます。
・間食の回数を決める
・ダラダラ食べない
・おやつは1日に○個までと決める
このように、間食の回数や時間、摂取量を管理することで、砂糖を摂りつつ、むし歯の活動も抑制することができます。これもまた上手なシュガーコントロールの方法といえます。
▼代用甘味料に頼り過ぎるのも良くない?

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最近では、キシリトールなどの代用甘味料を用いた食品がスーパーにたくさん並ぶようになりました。そういった食品は、シュガーコントロールを行う上で非常に有用です。毎日の食生活に採り入れることをおすすめします。
ただ、砂糖の摂取を100%代用甘味料に置き換える必要もないといえます。とくに、発育途中のお子さまには、砂糖による栄養摂取がある程度必要な面もあります。ですから、食べるタイミングや量を管理し、食後のオーラルケアを徹底しながら、上手に砂糖とも付き合っていくことが大切です。
▼まとめ
砂糖は甘くて美味しいので、ついついたくさん摂りがちですが、肥満や糖尿病、むし歯のリスクを上昇させる点を改めて確認しておきましょう。今回ご紹介したシュガーコントロールを実践することで、砂糖と上手に付き合えるようになります。とくにむし歯予防に力を入れている方は、是非とも参考にしてください。

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新型コロナウイルスに負けるな!!!

 

全世界で新型コロナウィルスが猛威を振るっています。現段階(2020/6/27) 18297人と非常に多くの方が感染しております。

外出自粛を解除されたことにより、私たちは今までの生活を取り返しながら新型コロナウィルスと共存していかなければなりません。そのためには新型コロナウィルスとはどういうものかを知り、自分の免疫力を高めていくことが大事だと思います。

コロナウィルスは、一般の風邪の原因となるウィルスや、重症急性呼吸器症候群(SARS)、中東呼吸器症候群(MARS)ウィルスが含まれます。ウィルスにはいくつか種類がありますが、コロナウィルスは粘膜などの細胞に付着して入り込んで来て増えてきます。ウィルスは口や鼻の粘膜などから感染すると言われており、レセプターといわれる鍵穴が口の中にはたくさんいるため、コロナウィルスはその鍵穴にくっついてしまいます。

外出後の手洗い、うがいを徹底的にし、3密を避けソーシャルディスタンスを保ち飛沫感染リスクを下げて、基本的な感染予防対策をぜひ続けていきましょう。

そしてなぜお口の中が汚いとコロナウィルスにかかるリスクが上がるかを説明します。

まず、口の中には常に700以上の種類の細菌がいます。歯をしっかり磨いても約1000億個、磨かない人は約1兆個以上の細菌が口の中に生息することになります。しっかり歯磨きできていない人や虫歯や歯周病が治っていない人はますます細菌数が多くなってしまいます。そうすると免疫が低下したり、細菌数増加による炎症反応が起こりウィルス性肺炎リスクも上がってしまうと言われています。

先ほどお伝えしたように、新型コロナウィルスは粘膜から感染するため口の中の環境を整えることで少しでも感染リスクを減らすことができます。そのためには、まずは一人一人のホームケアが大事です。歯磨きはもちろんデンタルフロスで歯と歯の間のケアや歯肉マッサージ、舌磨き、入れ歯を使用している方は入れ歯をきれいに洗浄しましょう、また、歯磨き後のマウスウォッシュも口の中をきれいに保つには効果的です。

そして、歯科医院を受診することで、口の中のプロの我々がしっかりチェックし、普段磨きづらい箇所もケアすることができます。

歯科医院を受診するとお口をあけることが非常に不安に感じるかと思います。ただ、新型コロナウィルスが流行する前から、我々は全患者さんが感染しているという大前提で治療していました。マスク着用はもちろん、エアロゾル感染予防のため口腔外バキュームで少しでも飛沫させない等、感染予防にも徹底しているためどうぞ安心して受診してください。

 

関原デンタルオフィス  加藤

 

 

引用

神奈川県歯科医師会

厚労省 新型コロナウィルス

 

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マイナス1歳からの予防!

■「マイナス1歳からの予防」が必要な理由
子どものむし歯予防については、いつから始めるべきなのか、迷われている方も少なくことかと思います。子どもの歯はむし歯になりやすいので、できるだけしっかり予防してあげたいものですよね。そこで意識していただきたいのが「マイナス1歳からの予防」です。
▼「マイナス1歳」とは?

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マイナス1歳とは、お子さまが「生まれる前」を意味します。つまり、それはお子さまご自身のむし歯予防ではなく、お母さまをはじめとしたご家族のむし歯予防を指しているのです。そう聞くと、少し混乱してしまう方もいらっしゃいますよね。そこでまず、むし歯の特徴についておさらいしておきましょう。
▼むし歯は細菌感染症

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生まれたばかりの赤ちゃんの口腔内は、ほぼ無菌状態です。当然、むし歯菌も存在しません。それがいつの間にかむし歯菌が住み着くようになり、大切な歯を溶かしていくのです。その感染源となっているのは、主に一緒に暮らしているご家族なのです。むし歯は細菌感染症の一種なので、唾液などを介して感染が広がります。

▼家族が健康なら子どももむし歯ならない子どもは、1歳半から2歳半の時期にむし歯のリスクが上昇します。この期間に、子どもとスキンシップするのは、ご家族くらいですよね。とくに、お母さまとの接触は密になりやすいので、出産前からのむし歯予防に努めましょう。

 

▼マイナス1歳から予防方法

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「マイナス1歳からの予防」といっても、特別な方法が必要となるわけではありません。まず、今現在、むし歯があるのなら、その歯をしっかり治療しましょう。妊娠中は、むし歯治療も行えない時期もあるため、できるだけ早期に治しておくことが望ましいです。
むし歯が治ったら、定期検診を受け、お口やオーラルケアの問題点をチェックしてもらいましょう。併せて予防処置を受けることで、マイナス1歳からの予防も万全となります。ただ、妊婦さんになると、ホルモンバランスの乱れやつわりによる影響で、口腔内の衛生状態が低下しやすくなります。その点も踏まえて適切な準備をしておくことが大切です。
▼まとめ
このように、子どものむし歯の感染源は、お母さまやご家族であるケースがほとんどですので、マイナス1歳からの予防を実践することをおすすめします。これから妊娠、出産を予定されている方は、ぜひ一度、当院までお越しください。マイナス1歳からの予防について、さらに詳しくご説明します。

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妊娠性歯肉炎🤰

■妊娠中は歯周病になりやすいって本当?
皆さんは「妊娠性歯肉炎」という病気をご存知でしょうか?その名の通り妊娠中に発症する歯肉炎で、妊婦さんはもちろんのこと、これから妊娠を控えている方は十分に注意する必要があります。今回はそんな妊娠性歯肉炎についてわかりやすく解説します
▼女性ホルモンの乱れが関係

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妊娠性歯肉炎の主な原因は、女性ホルモンの乱れです。とくにエストロゲンの分泌が増加することで、歯周病の発症リスクが高まることがわかっています。エストロゲンは妊娠を維持する上で重要な働きを示すホルモンですが、一部の歯周病菌にとってこの上ない御馳走にもなるのです。そのため、エストロゲンの分泌が増加すれば、それだけ歯周病菌の活動も活発化していきます。
▼妊娠中はオーラルケアが疎かになる

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妊婦さんは、つわりがひどい期間になると、歯磨き粉がついた歯ブラシを口にいれるだけでも吐き気を催すことがありますよね。無理してブラッシングをしても嘔吐してしまうこともあり、ついついオーラルケアも疎かになりがちです。その結果、お口の中が不潔になって歯肉炎を発症するのです。
▼唾液の分泌が低下する
妊娠中は、唾液の分泌量が低下します。これもまた妊娠性歯肉炎の原因のひとつとして挙げられます。お口の中が乾燥すると、口腔内細菌が繁殖します。その中には歯周病菌も含まれており、妊娠性歯肉炎のリスクも上昇するのです。
▼早産・低体重児出産のリスクが上がる
妊娠性歯肉炎は、あくまで歯ぐきに炎症が限局した歯周病ですが、軽視をして重症化させると、早産低体重児出産を引き起こすことがあります。これはお口の中の歯周病菌や炎症性物質が血流に乗り、子宮へと到達すためです。子宮でも炎症反応が生じると、筋肉の収縮が促進され、出産を早めるよう促されてしまいます。
▼妊娠性歯肉炎の治療法

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妊娠中の歯科治療は、出来る限り避けた方が良いのは確かです。とくに妊娠初期や後期に、外科処置を伴う治療を行うのはおすすめできません。けれども、母体の状態が安定している妊娠中期であれば、歯周病の治療を受けることができます。当院であれば、そうした妊婦さんへの歯科治療も承っておりますので、歯周病の症状にお悩みなら、いつでもお気軽にご相談ください。
▼まとめ
このように、妊娠中は歯周病にかかりやすくなっていますので、妊婦さんは十分に注意してくださいね。当院では、妊娠性歯肉炎を予防する方法についてもご案内できますので、これから妊娠される予定の方も含め、一度ご来院ください。

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当院の感染防止対策!

当医院の感染防止対策
皆様に安全安心しえ当医院に来院して頂けるように準備を整えています。
ウイルスが万が一侵入する可能性があってもお口の中を清潔に保つことにより重症化しない様にお手入れは必要不可欠です。
来院時に問診、検温、手指消毒をお願い致します。

【診療室】
常に密にならないようにし、窓を開け換気に注意を払っています。空気清浄機も使用しています。
【診療中】
コロナウイルス感染症とは、ウイルス性の風邪の一種で飛沫感染と接触感染に移ると言われています。口腔外バキュームを使用し飛沫感染防止に努めています。
【スタッフ】
感染防止対策として手洗い、うがい、検温、体調の有無の確認をし診療中はマスク、手袋、フェイスシールドを使用し診療ごとに手袋の交換をしています。

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使い捨てエプロン、紙コップを使用し、器具機械等一人一人消毒滅菌しています。
うがいをするところは毎回除菌をしています。

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まだまだ不安定な日々が続きますが、ご来店お待ちしております。

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ナイトガードとは💡

■「ナイトガード」で夜間の歯ぎしりを改善
みなさん、こんにちは。
歯ぎしりや食いしばりといった口腔習癖にお悩みの方は、ぜひ当院までご相談ください。歯ぎしりなどを放置していると、歯が段々とすり減ったり、顎の関節に大きな負担がかかったりすることがあります。そうしたブラキシズムに対しては「ナイトガード」を用いた治療が有効です。

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▼ナイトガードってなに?
ナイトガードとは、歯ぎしりによる悪影響を取り除くための装置です。透明なマウスピースで、歯列全体を覆うことができます。睡眠中に装着することで、歯ぎしりによる歯の摩耗や顎関節へのダメージを軽減することができます。
▼市販されているマウスピースとの違いは?
一般に販売されているマウスピースは、「マウスガード」と呼ばれるもので、スポーツ選手などがよく装着していますよね。空手やラグビー、ボクシングといったコンタクトスポーツで装着が義務付けられています。そんなマウスガードは、歯列に外からの刺激が加わるのを防ぐ役割があります。一方、ナイトガードは、自分で自分の歯を摩耗させてしまうのを防ぐ目的で装着します。
▼患者さん専用のナイトガードを製作

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ナイトガードで歯ぎしりなどを治療する際には、必ず患者さん専用のマウスピースを製作します。歯並びやかみ合わせというのは、患者さんお一人おひとりで大きく異なるので、精密な事前診断が欠かせません。その上で、歯ぎしりによる悪影響を最小限に抑えられるマウスピースを製作します。
▼歯ぎしりも改善する?

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ナイトガードの主な作用は、歯のすり減りを防止することです。歯の代わりにマウスピースがすり減ることで、歯質が摩耗するのを防ぐことができます。同時に、顎関節への負担も軽減されます。ですから、睡眠中の歯ぎしりや食いしばりを改善することが主な作用ではありませんが、治療を継続していくことで、ブラキシズムがなくなっていく患者さんも珍しくありません。
▼まとめ
このように、夜間の歯ぎしりや食いしばりにお困りであれば、ナイトガードによる治療が有効なこともあります。当院までご相談いただくことで、歯ぎしりの原因や症状を精査し、最善といえる治療法を提案することが可能となります。

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くさび状欠損とは

■WSD(くさび状欠損)ってなに?
みなさん、こんにちは。
当院には、お口にいろいろな悩みを抱えた患者さんがいらっしゃいます。その多くはむし歯や歯周病ですが、WSD(くさび状欠損)と呼ばれる病気をお持ちの方も珍しくありません。あまり聞きなれない病名ではありますが、誰にでも起こり得る歯の異常なので、詳しく知っておきましょう。

▼歯の一部が欠損する病気

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くさび状欠損とは、歯と歯茎の境目に位置する「歯頚部(しけいぶ)」で歯質の欠損が生じた状態です。くさび状にえぐられたような欠損が生じることから、このような名前が付けられています。一見すると「むし歯かな?」と勘違いしがちですが、くさび状欠損は基本的にむし歯菌の仕業ではありません。ですから、むし歯のように歯質が徐々に溶けていく、という現象も起こらないのです。
▼強いブラッシング圧で歯が摩耗する

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くさび状欠損の主な原因は、過剰なブラッシング圧です。研磨剤入りの歯磨き粉で、一生懸命ブラッシングしすぎることで歯が摩耗します。それが毎日続くと、歯頚部にえぐられたような欠損が生じてしまうのです。
▼歯頚部はエナメル質が薄い

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ただ、エナメル質というのは、人体で最も硬い組織であり、ダイヤモンドでなければ削れないのでは?と疑問に思う方も多いですよね。実際、エナメル質はとても硬い組織なのですが、過剰なブラッシング圧がかかり続けると、少しずつ摩耗していきます。
しかも、歯頚部は歯冠と歯根の境目であり、エナメル質が最も薄くなっている部位でもあるので、その下に存在している象牙質がむき出しとなるまでにはそれほど長い時間はかかりません。ちなみに象牙質は、エナメル質ほど硬くはなく、むし歯にかかるリスクも高いといえます。
▼くさび状欠損の症状と治療法

くさび状欠損では、象牙質が露出することによって「象牙質知覚過敏症」を発症することがあります。冷たい水や風が当たると「キーン」としみるあの症状ですね。そうした知覚過敏に対しては、専用の薬剤を塗ったり、フッ素で歯質を強化したりすることで症状の緩和を図ります。歯質が大きくえぐられていて、むし歯のリスクが上昇している場合は、レジンやセメントを用いて欠損を補います。

ちなみに、くさび状欠損は過度なブラッシング圧だけではなく、歯ぎしりや食いしばり、強い咬合力なども原因となることがあります。いずれも根本となっている原因を取り除かなければ、対症療法を施してもすぐまた再発してしまいます。
▼まとめ
このように、くさび状欠損はむし歯とは異なり、どちらかというとオーラルケアを頑張り過ぎてしまう人に起こりやすい病気です。その他、歯ぎしりなどのブラキシズムも関連が深いので、まずは根本的な原因を突き止めることが大切です。そこから最善といえる治療法を探していきましょう。

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根面齲蝕について

■進行が早く重症化しやすい「根面う蝕」とは

みなさん、こんにちは。

みなさんは、歯の根っこの部分に生じる「根面う蝕」というむし歯をご存知でしょうか?ご高齢の方がかかりやすいむし歯で、進行も早いことから十分な注意が必要です。今回はそんな根面う蝕についてわかりやすく解説します。

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▼歯周病の人がかかりやすいむし歯

根面う蝕を発症する人は、歯周病を併発していることが多いです。なぜなら、歯根面というのは、本来、正常な歯茎によって守られているからです。歯周病が進行すると、歯茎が下がり、歯根面がむき出しとなりますよね。むし歯菌はそこを狙って、感染を引き起こすのです。

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▼歯根にはエナメル質がない

歯冠の部分は、一番外側をエナメル質、内側を象牙質が覆っており、二重構造によって歯を守っています。一方、歯根の部分には、エナメル質が存在しておらず、主に象牙質のみで構成されています。象牙質というのは、エナメル質以上に酸への抵抗力が低いことから、むし歯菌への感染リスクも高くなっているのです。根面う蝕の進行が早いのもそのためです。

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▼根面う蝕を予防する方法

根面う蝕を予防する方法は、二段階に分けることができます。第一段階としては、「歯根を露出させない」ことが主な目的となります。それは歯周病を予防する、あるいはその症状を悪化させないことに他なりません。また、歯茎というのは「強いブラッシング圧」によっても下がることがあるので、正しいブラッシング法を身に付けることも重要です。

第二段階は、もうすでに歯茎が下がって歯根がむき出しとなった場合です。露出した象牙質は、むし歯菌の攻撃を受けやすくなっているので、フッ素によって歯を強くしましょう。フッ素には、「歯の再石灰化の促進」「歯質を強化」する作用が期待できます。フッ素入りの歯磨き粉を活用したり、歯医者さんでフッ素塗布を受けたりすることで、むし歯菌に負けない強い歯を作りましょう。

▼まとめ

このように、歯茎が下がると根面う蝕のリスクが高まりますので、適切なケアを行うことが大切です。当院までご相談いただければ、根面う蝕の適切な予防法や対処法をより詳しくご説明いたします。お気軽にご連絡ください。

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