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キシリトールとは?虫歯の予防と関係性

こんにちは。関原デンタルオフィスです。

ガムやタブレットのパッケージでよく見かける「キシリトール」という成分は、
虫歯予防に効果があると言われています。
しかし、なぜキシリトールが虫歯予防に役立つのか、
また本当に安全なのかについては、
知られていないことが多いのです。
今回は、キシリトールの特徴や虫歯との関係、用途、安全性について詳しく解説します。


キシリトールとは

キシリトールは、天然由来の甘味料の一種で、
白樺やトウモロコシなどの植物から抽出されます。
私たちにとって身近な食べ物だと、イチゴやラズベリー、ホウレンソウなどの
果物や野菜にも含まれています。見た目や甘さは砂糖に似ていますが、
カロリーが砂糖よりも約40%低いのが特徴です。
また、キシリトールは他の糖と違って、虫歯の原因となる酸を作らないため、
歯に優しい甘味料として知られています。


キシリトールの主な特徴

●天然由来の甘味料

●砂糖と同じくらいの甘さ

●カロリーは砂糖の約60%相当

●酸を作らないので虫歯の原因にならない

●糖アルコールの一種で、血糖値の上昇を抑える効果も期待できる

これらの特徴から、キシリトールは砂糖の代替品として多くの食品に使用されているのです。


キシリトールと虫歯の関係性

キシリトールが虫歯予防に効果的と言われる理由は、
主に以下の3つの働きがあるためです。

虫歯の原因菌(ミュータンス菌)の働きを抑える

虫歯は、ミュータンス菌が糖をエサにして酸を作り、歯を溶かすことで発生します。

しかし、キシリトールはミュータンス菌に取り込まれてもエネルギー源にならず、菌の活動を弱める働きがあります。

唾液の分泌を促し、歯を守る

キシリトールを摂取すると、口の中の感覚が刺激され、唾液の分泌が促されます。

唾液には、歯の再石灰化(歯を修復する働き)を助ける成分が含まれているため、
歯の表面を強くし、虫歯になりにくくする効果が期待できます。

歯垢を減らし、口の中を清潔に保つ

キシリトールを継続的に摂取すると、
歯垢(プラーク)の量が減少することが研究で確認されています。
虫歯だけでなく、歯垢の減少により歯周病予防にもつながります。

このように、キシリトールは虫歯を直接治すものではありませんが、
虫歯のリスクを下げる効果があるのです。


キシリトールの用途

キシリトールは、歯科専用のガムやタブレット、
歯磨き粉などに広く使用されています。
特に、歯科医院で販売されている「100%キシリトール配合」のガムは、
虫歯予防効果が高いことで知られています。

また日常的に取り入れる場合、次のような方法がおすすめです。

食後にキシリトールガムを噛む

食後の口内は酸性に傾きやすいため、
キシリトールガムを噛むことで中和し、虫歯予防につながります。

キシリトール配合のタブレットを活用する

小さなお子さんやガムを噛むのが苦手な方には、タブレットタイプが便利です。

キシリトール入り歯磨き粉を使う

毎日の歯磨きに取り入れることで、
虫歯予防効果をさらに高めることができます。


キシリトールの安全性について

甘味料と聞くと「体に悪い影響はないの?」と
心配になる方もいるかもしれませんが、
キシリトールは世界中で安全性が認められている成分です。

●WHO(世界保健機関)やFDA(米国食品医薬品局)でも安全性が認められている

●血糖値の上昇が緩やかなため、糖尿病の方でも取り入れやすい甘味料

●アレルギーのリスクが低い

ただし一度に大量に摂取すると、
お腹がゆるくなることがあるため適量を守ることが大切です。

健康な歯を守るために、
今日からキシリトールを積極的に取り入れてみてくださいね。

武蔵小杉の歯医者【関原デンタルクリニック】

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歯ブラシだけじゃ不十分?舌のお掃除について

こんにちは。関原デンタルオフィスです。

みなさんは、お口のケアをしっかり行っていますか?
実は、お口の健康を守るには歯磨きだけでは不十分な場合があります。
その理由のひとつが「舌の汚れ」です。
舌の表面には【 舌苔(ぜったい)】という汚れがたまりやすく、
これを放置すると口臭やさまざまな口腔トラブルの原因となることがあります。
今回は、舌のお掃除の重要性や正しいケア方法についてご紹介します。


舌苔とは?放置するとどうなる?

舌苔とは、舌の表面に蓄積する 白っぽい黄ばんだ汚れのことです。
この汚れは、食べかすや細菌、剥がれた粘膜が混ざり合ってできたもので、
放置すると様々な口腔内トラブルに繋がります。

強い口臭の原因になる


舌苔の中には、口臭の原因となる細菌が多く含まれています。
これらの細菌が増殖すると、口臭が強くなります。

味覚が鈍くなる

舌苔が厚くなることで味蕾(みらい)が覆われ、
食べ物の味を感じにくくなる可能性があります。

虫歯や歯周病のリスクが高まる


舌苔に存在する細菌は、歯や歯ぐきにも悪影響を及ぼし、
虫歯や歯周病のリスクを高めることがあります。

全身の健康に悪影響を及ぼす


口腔内の細菌が増えると、これらの細菌が唾液とともに体内に入り込み、
誤嚥性肺炎や動脈硬化などのリスクが高まる可能性も指摘されています。
特に高齢者では、口腔内の細菌が誤嚥を引き起こし、
肺炎の原因となることもあります。
そのため、舌苔を適切に除去することは、お口の健康だけでなく
全身の健康維持にもつながるのです。

このように、舌苔を放置することはお口のトラブルだけでなく、
全身の健康にも影響を与えるため、定期的なケアが重要です。


舌のお掃除のやり方

舌のお掃除は、専用の舌ブラシや舌クリーナーを使うと効果的です。
正しいお手入れ方法で舌磨きを習慣にしましょう。

1.   舌ブラシや舌クリーナーを使用する(柔らかい素材のものを選びましょう)

※ 注意:歯ブラシで舌をこすると、刺激が強すぎて舌を傷つけることがあります。
専用の舌クリーナーを使用することで、優しく効率的に汚れを落とせます。

●舌ブラシを水またはぬるま湯で湿らせます。

●専用の舌クリーナーを使用する場合は、製品の指示に従ってください。

2.   鏡を見ながら、舌を軽く前に出す。

3.    奥から手前にやさしく舌ブラシを動かす
特に舌苔がつきやすいのは、舌の奥の方です。
舌の奥から前へ、軽くなでるように数回動かして汚れを取り除きます。
強くこすりすぎると舌の粘膜を傷つける可能性があるため優しく行いましょう。

4.   口をゆすぐ舌の汚れを落としたあとは、水やマウスウォッシュで
口をしっかりゆすぎましょう。


舌苔のお掃除の目安

舌の色を確認しながら行います。
舌の色が健康的なピンク色になる程度が目安です。
舌のお掃除は、毎日やりすぎると逆に舌を傷つけてしまうことがあります。
一度で完全に除去しようとせず、数回に分けて優しく清掃しましょう。
適切な頻度やタイミングを守ることが大切です。

《 頻度 》 1日1回、朝の歯磨き後が理想的です。

《 時間 》 1回につき5〜10秒程度で十分です。

《 力加減 》強くこすりすぎないように注意しましょう。

舌のお掃除は、口臭予防やお口の健康維持に役立つ大切なケアのひとつです。
専用の舌クリーナーを使って適切な頻度でお手入れすることで、
清潔で健康的な口腔環境が保てます。舌苔が気にならない場合は、
無理に掃除する必要はありません。過度にこすると、舌の表面が傷つき、
逆に細菌が繁殖しやすくなることがあります。
もし舌の汚れや口臭が気になる場合は、歯科医院で相談するのもおすすめです。
ぜひ今日から舌のお掃除を習慣にしてみてください!

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虫歯の原因「ミュータンス菌」

虫歯の原因ミュータンス菌とは

虫歯の原因となる細菌にはいくつかの種類がありますが、
その中で最も注意が必要なのが「ミュータンス菌」です。


ミュータンス菌とは

ミュータンス菌とは、口腔連鎖球菌の一種で、虫歯菌の代名詞ともいえる細菌です。
グルカンというネバネバとした物質を作ることで足場を築き、歯面へ定着します。
つまり、虫歯の発症の起点を作るのがミュータンス菌なのです。
その他の虫歯菌は、表面が滑沢な部分には定着しにくいことから、
ミュータンス菌がエナメル質を溶かし、歯面をザラザラにするまでは悪さができないのです。
そういう意味で虫歯におけるミュータンス菌の役割は、極めて大きいといえるでしょう。


虫歯菌が多いと虫歯になりやすい?

虫歯の発症リスクは、虫歯菌の数が多くなるほど高まります。
実際、虫歯を発症している人の口腔内には、虫歯菌の異常繁殖が認められますし、
その住処となる歯垢や歯石も堆積しています。
そして、歯垢の原材料ともなるグルカンは、ミュータンス菌によって産生されるため、
この細菌が多い人ほど虫歯になりやすいといえるでしょう。
ちなみに、ミュータンス菌を始めとした虫歯菌は、
唾液を介して人から人へとうつることから、家族内で食器を共有したり、
キスなどのスキンシップをはかったりすると感染が広がります。


虫歯になりやすい人の特徴

特徴1:糖質の摂取量が多い

ミュータンス菌は、糖質をエネルギー源にして生命活動を営んでいます。特に砂糖であるスクロースは、ミュータンス菌が直接、代謝に使うことができるため、グルカンや歯を溶かす酸の産生量も多くなります。お米やうどん、パスタなどの主成分であるグルコースも糖質の一種であり、その摂取量が多いとミュータンス菌の活動が活発化して虫歯リスクも高まります。

特徴2:口腔衛生状態が悪い

ミュータンス菌は、ほとんどの人のお口の中に常在していますが、清潔であれば異常繁殖することはありません。口腔ケアが不十分で歯垢や歯石が堆積している人は、ミュータンス菌が繁殖しやすく、虫歯にもなりやすくなります。

【特徴3】唾液の分泌量が少ない

唾液には、ミュータンス菌のエサとなる食べカスを洗い流す作用、ミュータンス菌の活動を抑える抗菌作用・殺菌作用、歯質を強くする再石灰作用、口腔内を中性に維持する緩衝作用などが期待できます。加齢による唾液腺の萎縮や口呼吸によるドライマウスがあると、唾液の作用が弱まって、虫歯菌が元気になります。

特徴4:歯並びが悪い

歯並びが悪い部分には、汚れがたまりやすく、ミュータンス菌も繁殖しやすくなります。

特徴5:間食の摂りすぎが虫歯をつくる

虫歯リスクを考える上で、もうひとつ重要なのは「間食」の摂り方です。間食を摂りすぎていたり、糖質が多いお菓子やスイーツをつまみ食いする習慣があったりすると、虫歯リスクが大幅に高まるため、今日からでも改善するようにしましょう


まとめ

今回は、虫歯菌の代名詞ともいえるミュータンス菌や虫歯になりやすい人の特徴について
、武蔵小杉の関原デンタルクリニックが解説しました。
ミュータンス菌は、虫歯の起点を作る厄介な細菌で、
糖質をエサにグルカンと歯を溶かす酸を作ります。
口腔衛生状態が悪いと、このミュータンス菌が増えて虫歯リスクが高まるため、
日頃からプラークフリーな状態を維持するよう心がけましょう。
セルフケアだけでは歯垢・歯石の形成を抑えられない場合は、
歯科医院でのプロフェッショナルケアを受けるようにしてください。

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今流行りのダイレクトボンディング!

今流行りのダイレクトボンディング

歯の色や形、大きさなどを手軽に整えることができる【ダイレクトボンディング】
急速に人気が高まっている審美治療のひとつです。
今回はそんなダイレクトボンディングのメリットやデメリット、適応範囲などを
武蔵小杉の関原デンタルクリニックがわかりやすく解説します。


ダイレクトボンディングとは

ダイレクトボンディングとは、
ハイブリッドセラミックのペーストを歯の表面に盛り付け、光で固める治療法です。
歯に直接(ダイレクトに)接着(ボンディング)することから、
このような名前が付けられています。
ハイブリッドセラミックのペーストは操作性が良く、
術者のイメージ通りに形を整えることができるため、
歯の審美性を高める上では極めて有用な治療法といえます。


【メリット】

・歯を削る量が少ない

・型取りを行う必要がない

・短時間で施術が完了する

・摩耗や変色、破損が起こっても修理しやすい

・天然歯の色や形、大きさを理想に近付けることができる

・治療にかかる費用が比較的安い

【デメリット】

・経年的な劣化が起こる

・金属やセラミックよりも耐久性が低い

・歯科医師の技術、知識、センスによって仕上がりが大きく変わる

・治療時間が長い


こんなお悩み・症状の方へ

ダイレクトボンディングは、以下のような悩み症状を抱えている方に向いている審美治療です。

・クリーニングやホワイトニングで改善できない歯の着色、変色がある

・歯のサイズが小さい(矮小歯)

・歯の形に不満がある

・前歯のすき間を解消したい

・歯の傾きや捻じれを治したい

・短期間で歯の見た目を改善したい

上記以外にも気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。
ダイレクトボンディングで改善できるかもしれません。


適応範囲

ダイレクトボンディングは、すべての症例に適応できる治療法ではありません。
基本的には、症状が軽度で1~2本の歯が適応となります。

・軽度のすきっ歯

・ホワイトスポット

・ブラックトライアングル

・前歯の部分的な欠損

・矮小歯

・捻転歯

これらはあくまで一例なので、
ご自身の症状がダイレクトボンディングで治せるかどうか
気になる方は、まずカウンセリングを受けることをおすすめします。


保険のレジン修復とは何が違う?

保険診療でも、ダイレクトボンディングと似たような方法で治療することが可能ですが、
使用できる素材は、完全なプラスチックである【コンポジットレジン】です。
また、保険診療では歯の色や形、大きさなどの審美性を追求することができず、
あくまで虫歯を削った穴を埋めたり、欠けた歯質を簡易的に補ったりする処置にとどまる点が
ダイレクトボンディングとの大きな違いといえます。


まとめ

今回は、最近流行しているダイレクトボンディングのメリットやデメリット、適応症について
武蔵小杉の関原デンタルクリニックが解説しました。
ダイレクトボンディングは、ハイブリッドセラミックのペーストを歯に直接盛り付けて形を整え、
光で固める審美治療です。歯質をほとんど削らずに、歯の色や形や大きさ、
歯並びを改善できることから、多くの患者さんにご満足いただいております。
当院には、ダイレクトボンディングによる審美治療をたくさん経験してきた歯科医師がおりますので、歯を短期間で美しくしたい方は是非ご連絡ください。

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2次カリエスについて

2次カリエスの危険性について

虫歯は、再発しやすい病気です。
治療した後も適切なケアを行い、定期的なメンテナンスを受ける必要があります。
今回はそんな再発した虫歯を意味する【 2次カリエス 】の危険性にについて、
関原デンタルクリニックがわかりやすく解説をします。


2次カリエス(虫歯)とは

過去に虫歯治療を行った場所に、再び虫歯が発生することを【 2次カリエス 】といいます。
カリエスとは、虫歯を意味する専門用語です。
2次カリエスは、いくつかの理由から発見が遅れることが多く、
気づいた頃には歯の神経まで到達することも珍しくありません。
その結果、歯の神経を抜かざるを得なくなったり、再治療の難易度が高くなったりするため、
十分な注意が必要です。


【 2次カリエスの危険性 】

・知らない間に虫歯が進行する

・抜髄 (神経を抜くこと)が必要になることがある

・再治療の難易度が高くなる

・歯が脆くなる

・強い痛みが現れる

・詰め物や被せ物が外れる


原因はさまざま!


2次カリエスの原因としては、以下の5つが挙げられます
原因①プラークコントロールが不十分

正しい方法で歯磨きできていないと、汚れが残り、細菌が繁殖します。
特に虫歯の治療を受けた歯は、もともと不潔になっていることを意味するため、
治療前により歯磨きを丁寧に行わなければなりません。
歯磨きの仕方が治療前と変わっていないと、
また同じ場所に虫歯が発生しても何ら不思議ではないのです。

原因②詰め物・被せ物の劣化

虫歯の治療で充填したコンポジットレジンや装着した詰め物・被せ物が劣化すると、
歯質との間に隙間が生じて細菌が侵入します。
この現象は、保険診療で入れたコンポジットレジンや銀歯で起こりやすくなっています。

原因③歯ぎしり・食いしばりによる影響

歯ぎしりや食いしばりの習慣があると、
治療した歯に過剰な圧力がかかって、摩耗や破損を招くことがあります。

原因④治療の精度が低かった

虫歯の治療の精度が低いと、虫歯菌を十分に除去できず、虫歯の再発を招きます。
虫歯菌を十分に取り除けたとしても、詰め物・被せ物の精度が低かったら、
細菌の侵入を許してしまいます。

原因⑤甘いものを頻繁に食べている

糖質が豊富に含まれる飲みものや食べものを頻繁に摂取していると、
虫歯菌が元気になって2次カリエスのリスクを高めます。


2次カリエスを予防するために

2次カリエスの予防

・正しい歯磨きの方法を身に付ける

・劣化した詰め物や被せ物、充填物を修理、交換する

・歯ぎしりや食いしばりの習慣を改善する

・技術の高い歯科医師に虫歯治療を任せる

・食生活を見直す

これらを実践するためには、定期的な歯科検診が欠かせません。
3~4ヵ月に1回の間隔で受診していれば、ブラッシング指導や生活習慣指導を受けられます。
その際、詰め物・被せ物の劣化や2次カリエスの兆候も早期に発見できることでしょう。
また、歯ぎしり・食いしばりがある場合は、歯科医院での治療で改善可能なこともあります。


まとめ

今回は、2次カリエスの危険性について、関原デンタルクリニックが解説しました。
2次カリエスは、1回目の虫歯よりも重症化しやすく、治療も大掛かりとなりやすいです。
そのため2次カリエスは可能な限り予防に努めるのが望ましいです。
3~4ヵ月に1回の間隔で定期検診を受けることで、
2次カリエスは予防しやすくなりますので、皆さんもぜひ実践してみてください

武蔵小杉の歯医者【関原デンタルクリニック】

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汚れをかき出せる【クラプロックス歯間ブラシ】

こんにちは、武蔵小杉の関原デンタルクリニックです。
前回は、クラプロックスの歯ブラシについて解説しましたが今回は、
クラプロックス歯間ブラシを紹介します。クラプロックス(cs5460)と同様、
他の製品にはない特長がありますので、より良い歯間ブラシをお探しの方は参考にしてみてください。


クラプロックス歯間ブラシとは

クラプロックス歯間ブラシは、
スイスのクラデンAG社が開発・提供している補助的清掃器具です。
日本でもさまざまなメーカーが歯間ブラシを解説していますが、
クラプロックスならではの特徴があることから、
歯と歯の間の汚れを効率良く落とすことができます。


クラプロックス歯間ブラシの特徴

クラプロックス歯間ブラシには、次に挙げる3つの特徴があります。

【特徴1】弾力性に富んだナイロン製を採用

クラプロックス歯間ブラシには、クラデンAG社が自社開発した
ナイロン製が使われています。
ナイロン製は、弾力性が高く、歯と歯の間の形態に追従するような形で毛が開きます。
しかも従来の歯間ブラシより毛足が長いことから、
まるで傘を開くような形でブラシ部分が広がるため、
パラソル効果を発揮するのです。それにより歯間部の汚れを1ストロークで
かき出せるようになり、従来の歯間ブラシのように何度もブラッシングする必要がなくなります。
歯や歯茎を傷める恐れが低く、歯間部の清掃に時間をかける必要もなくなるのです。

【特徴2】歯間距離が狭い人も使える

クラプロックス歯間ブラシは、外科手術で使うサージカルワイヤーを採用しているため、
細くて強度が高いです。通過径が0.6mmという超極細の製品も用意されており、
歯間距離が狭い人でも使えます。
つまり、加齢や歯周炎で歯茎が退縮している人以外でも
歯間ブラシをセルフケアで活用できるのです。

【特徴3】適切なサイズを正確に選べる

従来の歯間ブラシは、何となくの感覚でサイズを選んでいたかと思いますが、
クラプロックス歯間ブラシの場合は、専用プロ-ブがあることから、
歯間距離を正確に計測することができます。
その結果、自分にもっとも適したサイズの製品を選択できるのです。
ちなみに、専用プローブでの計測は、歯科衛生士や歯科医師が行います。


市販の歯間ブラシとなにが違うのか

市販の歯間ブラシとクラプロックスには、以下に挙げる違いが見られます。

・弾力性の高いナイロン製を採用

・細くて強度が高いサージカルワイヤーを使用

・毛足が長いので歯間部の汚れをかき出しやすい(1ストロークでOK)

・専用プローブで自分に最適なサイズを選択できる


クラプロックス歯間ブラシの使い方

STEP1:歯茎を傷めないようにクラプロックスを少し傾けた状態で歯間部へと挿入します。

STEP2:クラプロックスを押し込まず、ハンドルは歯に対して垂直に把持します。

STEP3:ハンドルを垂直に持ったままクラプロックスを優しく奥まで挿入します。

STEP4:最後にクラプロックスを優しく引き出したらその部位の清掃は完了です。


歯と歯の間はとても狭く、普通の歯ブラシでのブラッシングでは汚れを取り除けません。
歯間部の清掃に特化した歯間ブラシを活用することで初めてプラークフリーな状態を目指せます。


クラプロックス歯間ブラッシングの使い方は、
慣れるまでに少し時間がかかるかと思いますので、
焦らずゆっくり練習していきましょう。
関原デンタルクリニックでは、
クラプロックス歯間ブラシの使い方も丁寧にレクチャーしております。

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CURAPROX(クラプロックス) 歯ブラシ

5460本の植毛でプラークを効率良く除去できる
「クラプロックス(cs5460)」

歯ブラシにはいろいろな種類があり、それぞれに異なる特徴があるため、
どれを選んだら良いのか迷っている方も多いことでしょう。
そんな中で歯科医師や歯科衛生士といった口腔の専門家からおすすめしたいのは
【CURAPROX(クラプロックス)cs5460】という歯ブラシです。
薬局やドラッグストアなどでは目にすることがなく、
この名前を始めて耳にした方もいらっしゃいますよね。
今回はそんな歯科医師もおすすめする歯ブラシ【CURAPROX(クラプロックス)cs5460)】
特徴や使い方について、関原デンタルクリニックがわかりやすく解説します。


【CURAPROX(クラプロックス)cs5460】とは

【CURAPROX(クラプロックス)cs5460)】とは
ケアの先進国であるスイスのクラデンAG社が開発した歯ブラシです。
植毛本数が標準的な歯ブラシの約10倍である5460本に及ぶことから、
“cs5460”という名前が付けられています。
その他、持ち手の部分が八角形になっていたり、
独自開発のCuren繊維(クーレンファイバー)を使用していたりするなど、
日本製の歯ブラシには見られない特徴があります。
実物を見てみると植毛本数の多さや持ち手が特殊であることにすぐ気付くことでしょう。


【CURAPROX(クラプロックス)cs5460)】の特徴

クラプロックスには、次に挙げる3つの特徴があります。

【特徴1】高密度な植毛でブラッシング効果を最大化

クラプロックスの最大の特徴は、植毛本数の多さが実現するブラッシング効果の最大化です。植毛本数は標準的な歯ブラシの約10倍なので、ワンストロークで歯面のプラークを効率良く除去できます。しかもクラプロックスの毛先は丸く加工されており、超極細(0.1mm)でもあるため、歯や歯茎を傷める恐れがほとんどないのです。歯と歯茎の境目も優しくブラッシングできます。

【特徴2】八角形のハンドルで角度を微調整しやすい

クラプロックスの持ち手(ハンドル)部分は、八角形をしているため、歯ブラシの角度を微調整しやすいです。とくに歯ブラシの角度が重要となる歯と歯茎の溝を磨く際に重宝します。歯並びに乱れがある方でも、その都度歯ブラシの角度を調整しながら、プラークを効果的に除去できます。

【特徴3】弾力があって撥水しやすいCuren繊維を使用

Curen繊維(クーレンファイバー)は、クラデンAG社が自社開発した繊維で、弾力性に富んでおり、とてもやわらかい(ウルトラソフト)ため、ブラッシング時に歯茎をマッサージする効果も期待できます。同時に、撥水性も高く、衛生的な状態を維持しやすいことから、標準的な歯ブラシよりも長く使用できます。標準的な歯ブラシなら1ヵ月に1回の交換が必要となりますが、クラプロックスなら3ヵ月に1回に交換すれば十分なのです。


おすすめの理由

歯科医師や歯科衛生士は、次に挙げる理由から
【CURAPROX(クラプロックス)cs5460)】おすすめしています。

おすすめ1:プラーク除去効果が高い

おすすめ2:歯や歯茎を傷めにくい

おすすめ3:歯ブラシの角度を細かく調節できる

おすすめ4:撥水性が良くて衛生的

おすすめ5:標準的な歯ブラシよりも長く使える


クラプロップスの使い方

クラプロックスで歯ブラシする時には、
八角形のハンドル部分を上手に活用することが大切です。
基本は鉛筆を持つ形のペングリップで、
八角形の平面の部分に親指・人差し指・中指を当てます。
歯と歯茎の境目を磨く場合は、毛先が歯面に対して45度となるように微調整してください。
そうすることで歯肉縁の中にたまった歯垢や食べカスを無理なく取り除けます。
歯並びが入り組んでいる部分は、適宜、歯ブラシを微調整しながら、
最適な角度を探り、磨き残しが生じないようブラッシングしてください。

武蔵小杉の歯医者【関原デンタルクリニック】

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モンダミンハビットプロ

モンダミンハビットプロについて【歯科医院専売】

「歯周病や口臭を効率よく予防したい!」そんな方には、歯科医院しか買えない
【モンダミンハビットプロ(洗口液)】がおすすめです。


モンダミンハビットプロとは

【モンダミンハビットプロ】とは、その名の通りプロユース向けの【モンダミン】です。
皆さんもよくご存知のアース製薬から販売されている製品で、歯科医院専売となっています。
これまで洗口液を使ってこなかった方はもちろん今現在、標準的なモンダミン
を使っている方にも歯科医師や歯科衛生士から強く推奨できる洗口液です。


モンダミンハビットプロの特徴

【特徴1】歯周病の改善・予防に効果がある

【モンダミンハビットプロ】には、
歯周病菌を始めとした口腔内細菌を殺す作用、
歯茎の炎症を防ぐ作用、歯茎からの出血を予防する作用が期待できます。
これらの作用が歯周病の症状を改善、もしくは歯周病の発症を予防するのに役立ちます。

【特徴2】長く続く殺菌効果

歯垢の下地となり、細菌の温床ともなるバイオフィルムは陰イオン性です。
【モンダミンハビットプロ】の薬用成分のひとつである
セチルピリジニウム塩化物水和物(CPC)は、陽イオン性なので、
バイオフィルムの表面に付着して長時間、殺菌効果を発揮します。
その結果、歯垢の形成も抑制されます。

【特徴3】歯科医療の現場から生まれた洗口液

【モンダミンハビットプロ】は、歯科医師や歯科衛生士といった口腔のプロフェッショナルの
意見をもとに作られた洗口液です。その効果や極めて高く、歯周病や口臭を効
率良く予防できます。ただし、プロユース向けなので、歯科医院でしか買うことができま
せん。


モンダミンハビットプロの3つの薬用成分

薬用成分①:【セチルピリジニウム塩化物水和物(CPC)】


有害な細菌を殺し、歯垢の付着を抑制します

薬用成分②:【トラネキサム酸(TXA)】


抗炎症作用によって、歯茎の腫れを防ぎます


薬用成分③:【グリチルリチン酸ジカリウム(GK2)】


歯肉炎による歯茎からの出血を抑えます


使い方

手順①:歯磨きが終わった後にモンダミンハビットプロを
10~20ml口に含みます。製品の蓋が計量カップになっており、
カップの半分まで注ぐと約20mlとなります。


手順②:モンダミンハビットプロを口に含んだまま
20~30秒間うがいをします。


手順③:うがい後、薬剤を吐き出したらケアは終わりです。
お口の中を見ずでゆすぐ必要はありません。


まとめ


今回は、歯科医院でしか買えない洗口液【モンダミンハビットプロ】について、
武蔵小杉の関原デンタルクリニックが解説しました。
【モンダミンハビットプロ】には、3つの薬用成分が配合されており、
歯周病や口臭を効率良く予防できます。
使い方もシンプルで、好きな時に好きな場所で手軽に使用できることから、
洗口液の活用を習慣化しやすいことかと思います。
皆さんもブラッシングやフロッシングにプラスαで、
モンダミンハビットプロによる口腔ケアを行ってみませんか?

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入れ歯安定剤について

入れ歯安定剤とは

入れ歯は、いくつかの理由で装着感が悪くなりやすい装置といえます。
皆さんも食べ物を噛むと入れ歯がズレたり、
会話の時に入れ歯が外れたりした経験があることでしょう。
そんな時に使いたくなるのが「入れ歯安定剤」です。
文字通り入れ歯を安定させるための製品で、
【ポリグリップ】や【タフグリップ】が知られています。
今回は、そんな入れ歯安定剤の役割やタイプ別の特徴や使用間に
歯科受診が推奨される理由などを関原デンタルクリニックがわかりやすく解説をします。


入れ歯安定剤の役割

入れ歯安定剤には、食事や会話の時に入れ歯がずれたり、
外れたりすることがないように安定させる役割があります。
また、適合の悪い入れ歯は、装着しているだけで痛みが生じる場合があります。
そうしたケースでは、入れ歯安定剤を使用することで口腔内への適合性が向上し、
痛みや不快症状を和らげる効果が期待できます。


入れ歯安定剤のタイプ別


入れ歯安定剤は、
【パウダータイプ】
【クリームタイプ】
【シートタイプ】
【クッションタイプ】


の4種類に大きく分けられます。


●パウダータイプ
パウダー状の安定剤を入れ歯にふりかけるような形で使用します。
入れ歯のガタつきが軽度の症例に適した安定剤です。


●クリームタイプ
クリーム状の安定剤を適量取り出して、義歯床に塗布します。
クリームタイプの入れ歯安定剤は、唾液や水によって粘着力が増して、
粘膜との吸着も強くなっていきます。使用方法が簡便で、軽度から中等度の症例に適応できます。


●シートタイプ
シート状の製品を義歯床に貼り付けることで、入れ歯を安定化させます。
使用方法が少し難しいため、事前に歯科医師による指導を受けておくと良いでしょう。

●クッションタイプ
クッションタイプの入れ歯安定剤は、
ガタつきなどの症状が強く現れている症例に有効で
す。入れ歯と口腔粘膜との吸着が良く、入れ歯を取り外した後も使用可能です。


使用前に歯科受診をすすめる理由

このように、入れ歯安定剤にはいくつかの種類があります。
それぞれ異なる特徴を持ち、適した症例にも違いが見られるため、
使用前には歯科を受診することをおすすめします。
また、入れ歯安定剤というのは一時的に使用するものなので、
自己判断で使い続けるのは良くありません。
そもそも入れ歯がガタつくということは、人工歯や義歯床、クラスプなどに何らかの異常
があったり、お口の粘膜が変化していたりする可能性が高いため、入れ歯の調整が必要と
なります。それにも関わらず、入れ歯安定剤でだましだまし使い続けることは、お口の健
康に良くないことから、まずは歯科医師の意見を聞くようにしましょう。
入れ歯のガタつきや不具合にお悩みであれば、
お気軽に関原デンタルクリニックまでご相談ください。
当院は武蔵小杉で入れ歯治療に力を入れている歯医者さんです。

武蔵小杉の歯医者【関原デンタルクリニック】

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妊娠中の歯科治療について

妊娠中の歯科治療

妊娠中は、お口の中のトラブルが起こりやすいことをご存知でしょうか?
普段よりも「歯周病」や「虫歯」になりやすく、放置するとより深刻な症状へと
発展しかねないため注意が必要です。
今回は、妊娠中のお口のトラブルや歯科治療について、
武蔵小杉の関原デンタルクリニックがわかりやすく解説をします。



妊娠中のお口の中


妊娠中は、ホルモンバランスの変化によって唾液の分泌量が低下します。
また、食習慣の乱れやつわりによる影響で歯磨きが難しくなることから
お口の中が不潔になりやすい点にも注意が必要です。

妊娠中に起こる影響

私たちの唾液には、
【抗菌作用】
【殺菌作用】
【自浄作用】
【緩衝作用】
【歯の再石灰化を促進する作用】などが備わっています。
ホルモンバランスの変化によって、その唾液の量が減ると、
細菌が繁殖しやすくなるだけでなく、酸性に傾いた口内環境を中性付近に戻しにくくなっ
たり、脱灰したエナメル質を修復できなくなったりするのです。
こうした影響は、妊娠期で顕著に見られます。

妊娠中のお口の中のトラブル


お口の中の環境が悪い方に変化する妊娠期には、
歯周病や虫歯の発症リスクが高まります。とくに歯周病には注意が必要で、
【妊娠性歯肉炎】は妊婦さんの誰もがかかり得る病気となっています。
歯肉炎の段階であれば、症状が歯茎の腫れや出血程度にとどまりますし、
妊娠期を終えると自然に治癒していきますが、歯周炎になると
歯茎や顎の骨の破壊が進むことに加え、早産・低体重児出産のリスクも生じます。
なので、妊娠中の歯周病は軽視せず、適切な時期に治療を受けることをおすすめします。

妊婦さんが歯科治療を行える時期


妊娠期は、「初期」・「中期」・「後期」の3つに分けられ、
妊婦さんが歯科治療を安全に受けられるのは安定期に当たる「中期」です。
妊娠初期はお腹の赤ちゃんの発育が急速に進む時期なので、
妊婦さんの心身に大きな負担のかかる処置は避けた方が良いです。
出産が間近に迫っている妊娠後期も安静に過ごしておいた方が良いでしょう。
ちなみに、妊娠中期なら定期検診はもちろんのこと、
麻酔を打って歯を削る虫歯治療や歯石を取る歯周病治療も問題なく受けられます。
レントゲンも撮影可能です。

妊娠中の歯磨き

妊娠中は、味覚が変化することがあるため、
普段使っている定番のミント味が苦手になるかもしれません。
つわりの症状が強い時は、ミント味で吐き気を催すこともあるでしょう。
ですから、妊娠中は風味がついていない、あるいはあまり強くない歯磨き粉を選んだ方
が良いです。近年は、無添加で刺激の少ない歯磨き粉も多数、販売されています。

まとめ


今回は、妊娠中のお口の変化や歯科治療について、
武蔵小杉の関原デンタルクリニックが解説をしました。
妊娠中はホルモンバランスの変化によって唾液の分泌量が減少し、
つわりの影響で歯磨きが疎かになることで、口内細菌の活動が活発化します。
その結果、歯周病や虫歯リスクが高くなるため、
妊娠期間中も定期検診を受けることが推奨されます。
妊婦さんが歯周病や虫歯になってしまったら、
母子ともに安定する妊娠中期に歯科治療を受けると良いでしょう。
当院でも妊婦さんへの歯科治療を実施しておりますので、
妊娠中のお口のトラブルにお悩みなら、いつでもお気軽にご相談ください。

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