アーカイブ: 2024年11月21日

2次カリエスについて

2次カリエスの危険性について

虫歯は、再発しやすい病気です。
治療した後も適切なケアを行い、定期的なメンテナンスを受ける必要があります。
今回はそんな再発した虫歯を意味する【 2次カリエス 】の危険性にについて、
関原デンタルクリニックがわかりやすく解説をします。


2次カリエス(虫歯)とは

過去に虫歯治療を行った場所に、再び虫歯が発生することを【 2次カリエス 】といいます。
カリエスとは、虫歯を意味する専門用語です。
2次カリエスは、いくつかの理由から発見が遅れることが多く、
気づいた頃には歯の神経まで到達することも珍しくありません。
その結果、歯の神経を抜かざるを得なくなったり、再治療の難易度が高くなったりするため、
十分な注意が必要です。


【 2次カリエスの危険性 】

・知らない間に虫歯が進行する

・抜髄 (神経を抜くこと)が必要になることがある

・再治療の難易度が高くなる

・歯が脆くなる

・強い痛みが現れる

・詰め物や被せ物が外れる


原因はさまざま!


2次カリエスの原因としては、以下の5つが挙げられます
原因①プラークコントロールが不十分

正しい方法で歯磨きできていないと、汚れが残り、細菌が繁殖します。
特に虫歯の治療を受けた歯は、もともと不潔になっていることを意味するため、
治療前により歯磨きを丁寧に行わなければなりません。
歯磨きの仕方が治療前と変わっていないと、
また同じ場所に虫歯が発生しても何ら不思議ではないのです。

原因②詰め物・被せ物の劣化

虫歯の治療で充填したコンポジットレジンや装着した詰め物・被せ物が劣化すると、
歯質との間に隙間が生じて細菌が侵入します。
この現象は、保険診療で入れたコンポジットレジンや銀歯で起こりやすくなっています。

原因③歯ぎしり・食いしばりによる影響

歯ぎしりや食いしばりの習慣があると、
治療した歯に過剰な圧力がかかって、摩耗や破損を招くことがあります。

原因④治療の精度が低かった

虫歯の治療の精度が低いと、虫歯菌を十分に除去できず、虫歯の再発を招きます。
虫歯菌を十分に取り除けたとしても、詰め物・被せ物の精度が低かったら、
細菌の侵入を許してしまいます。

原因⑤甘いものを頻繁に食べている

糖質が豊富に含まれる飲みものや食べものを頻繁に摂取していると、
虫歯菌が元気になって2次カリエスのリスクを高めます。


2次カリエスを予防するために

2次カリエスの予防

・正しい歯磨きの方法を身に付ける

・劣化した詰め物や被せ物、充填物を修理、交換する

・歯ぎしりや食いしばりの習慣を改善する

・技術の高い歯科医師に虫歯治療を任せる

・食生活を見直す

これらを実践するためには、定期的な歯科検診が欠かせません。
3~4ヵ月に1回の間隔で受診していれば、ブラッシング指導や生活習慣指導を受けられます。
その際、詰め物・被せ物の劣化や2次カリエスの兆候も早期に発見できることでしょう。
また、歯ぎしり・食いしばりがある場合は、歯科医院での治療で改善可能なこともあります。


まとめ

今回は、2次カリエスの危険性について、関原デンタルクリニックが解説しました。
2次カリエスは、1回目の虫歯よりも重症化しやすく、治療も大掛かりとなりやすいです。
そのため2次カリエスは可能な限り予防に努めるのが望ましいです。
3~4ヵ月に1回の間隔で定期検診を受けることで、
2次カリエスは予防しやすくなりますので、皆さんもぜひ実践してみてください

武蔵小杉の歯医者【関原デンタルクリニック】

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