アーカイブ: 2023年10月19日

唾液の機能と効果について

唾液の効果について


体液の一種である唾液は、汗や涙と同じように、私たちの意図とは関係なく分泌されます
。そのため唾液について深く考えることはほとんどなく、お口を湿らせるためのただの液
体と捉えている方も多いことでしょう。でも実は唾液というのは、お口の健康を維持する
上で、とても重要な機能と役割を担っているのです。


唾液の機能


私たちの唾液には、次に挙げるような機能が備わっています。


・殺菌作用、抗菌作用


・自浄作用


・歯の再石灰化作用


・消化作用


・嚥下(=飲み込むこと)の促進


・味を感じやすくさせる作用


透明に見える唾液は、一見するとただの水のように見えますが、実際はいろいろな成分が
含まれており、多様な機能を発揮しているのです。


唾液の役割


【虫歯や歯周病リスクの減少】
唾液に含まれる殺菌・抗菌成分は、細菌の繁殖を抑えてくれるため、虫歯や歯周病のリス
クが減少します。


【口臭の抑制】
唾液による自浄作用が働けば、口臭の原因となる食べカスや細菌を洗い流すことができま
す。


【歯を強くする】
唾液に含まれるリンやカルシウムは、歯を構成する成分です。それらの成分が酸性の刺激
によって溶け出した(脱灰した)エナメル質を修復し、虫歯菌に負けない強い歯を作り上
げてくれます。

【胃腸の負担を減らす】
唾液には「アミラーゼ」という消化酵素が含まれています。デンプンを細かく分解する酵
素で、胃腸にかかる負担を軽減できます。


【誤嚥を防ぐ】
お口が乾燥していると、食べ物がスムーズに食道へと流れ込まないため、気道に入り込ん
でしまうことも少なくありません。唾液によって食塊がまとめられれば、そうした誤嚥(
ごえん)を防ぎやすくなります。

【食事が美味しくなる】
唾液は、食べ物を味蕾(みらい)に運ぶ役割も担っています。味蕾は舌の表面に存在する
組織で、食べ物の味を感じる場所です。


唾液が少ないと…..


唾液が少ないと次のようなリスク・デメリットが生じます。


・虫歯や歯周病になりやすい
・口臭が出やすい
・胃腸に大きな負担がかかる
・食べ物を飲み込みにくい
・食べ物の味を感じにくくなる


結論



このように、唾液は驚くほど多くの機能と効果を担っています。唾液が少なくなると、虫
歯や歯周病のリスクが上がるだけでなく、誤嚥によって気管を傷めたり、胃腸に大きな負
担をかけたりするため十分な注意が必要です。そんな唾液の分泌量に不安がある方は、い
つでもお気軽に当院まで武蔵小杉の関原デンタルクリニックまでご相談ください。

武蔵小杉の歯医者【関原デンタルクリニック】

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