フッ素について
フッ素は虫歯を予防し、その進行を抑えること。
そしてフッ素が含まれている歯磨き粉の使用が
世界中で推奨されていることは現在では、よく知られていると思います。
フッ素は自然界のなかに存在する元素の一つです。
身近な食品にも多く含まれています。(お茶、海藻、魚介類など)
実は、私たちにとって、とても身近な成分なんです。
フッ素の効果
① 再石灰化の促進
フッ素の助けで、酸に溶けた歯が再石灰化(修復)されるのが早くなります。
② 細菌の働きを弱める
虫歯の菌を弱めて、歯を溶かす酸を抑えます。
③ 歯の質を強くする
歯の一番外側を覆っているエナメル質を酸に溶けにくい性質に変えます。
フッ素塗布の時期
☆歯が生えた段階で、フッ素を塗布すると歯質が強くなります。
一回フッ素を塗布しても、効果は得られません。
そのため歯医者さんで、定期的なフッ素を塗布をしていくことにより、
虫歯予防の効果が得られます。
歯医者さんでのフッ素塗布とは
写真:酸性フッ化物歯面塗布(BUTLER)
(フッ素9000ppm)
通常、歯面に対し年間1〜2回、塗布
低濃度フッ素ではできない、高濃度フッ素の効果により
虫歯の酸に強い歯質にしてくれます。
※毎日の歯ブラシや食事により、
少しずつフッ素の効果が
なくなっていきます。
そのため、歯医者さんでの継続的な塗布をお勧めします。
お家での歯のケア
写真:Check-Upジェル
低濃度(500〜1450ppm)のフッ素を塗布
※歯磨きした後に、Check-Upジェルを塗ります。
とくに就寝前の使用をおすすめします。
低濃度のフッ素のため毎日使用できます。
塗布したあとは、30分間はうがいや飲食を避けてください。
フッ素を塗布後の注意点
- フッ素を塗布した後は、30分間は飲食やお水で
ゆすがないようにしてください。
- 高濃度フッ素を塗布した当日は、
色の濃い飲み物の摂取は控えましょう。
※妊娠中・授乳中の方
血液・胎盤を通じて、胎児・母乳へのフッ化物への影響がありません。
まとめ
フッ素を塗布すれば虫歯にならないというわけではありません。
フッ素は、虫歯にならないようにするためのひとつの方法です。
虫歯にならないようにするためには、
- 毎日の歯ブラシでプラーク(歯垢)を取る
- 規則正しい食生活
- 定期的に歯医者さんに通って高濃度フッ素を塗布する
- 毎日の歯ブラシで低濃度フッ素を塗布していく
この4つがとても大切です。
日頃の私生活を見直してみましょう。
日付: 2022年3月14日 カテゴリ:お知らせ, スタッフブログ