キシリトールガムがむし歯予防に良いって本当?
「キシリトール」とは、天然の甘味料です。
普通の砂糖と比べると、甘さは同じくらいなのにむし歯を予防する力があります。
今回はそんなキシリトールについて詳しくご紹介します。
キシリトールの効果
キシリトールには、むし歯菌の活動そのものを弱める力があります。
また唾液中のカルシウム濃度を高める力があるため、むし歯菌により溶かされた歯の表面を修復してくれます。
ただ黒くなったり、穴が開いたりした歯はキシリトールでは治せません。
加えて、キシリトールを口にするとその甘みにより唾液が多く分泌されます。
唾液には汚れ・細菌を洗い流す作用や、飲食物により酸性になったお口の中(=むし歯ができやすい状態)を元に戻す作用などがあるため、むし歯予防に効果的です。
唾液が多く出るとむし歯予防だけでなく、お口の乾燥を防ぐことで口臭予防にもつながります。
キシリトールを使ったむし歯予防方法
では、キシリトールは1日にどれくらい摂ると良いのでしょうか?
キシリトールが100%含有されたガムであれば、1日に4〜8粒噛むと良いとされています。
キシリトール100%のガムは市販品ではなかなかなく、歯科医院や通販などで購入することができます。
ちなみに、キシリトールを摂るタイミングはいつでも構いません。
忘れてはいけないのは、むし歯予防の基本は歯ブラシによる歯磨きだということ。
キシリトールによるむし歯ケアは補助的なものです。
歯ブラシやフロスなどを使った歯磨きを1日2回以上行なった上で取り入れられると良いですね。
キシリトールは歯に良いのに甘味があるため、子どもにもおすすめです。
日付: 2020年7月20日 カテゴリ:お知らせ, スタッフブログ