■生えたばかりの永久歯がむし歯になりやすい理由
みなさん、こんにちは。
神奈川県川崎市、武蔵小杉駅から徒歩1分の歯科医院、関原デンタルクリニックです。
私たちの歯は、未成熟な状態で生えてきます。
生えたばかりの大人の歯を「幼若永久歯(ようじゃくえいきゅうし)」と呼ぶのはそのためです。
未成熟であることから、むし歯菌にも感染しやすくなっているので注意が必要です。
今回はそんな幼若永久歯の特徴を、むし歯予防法も踏まえて解説します。
▼未成熟であることのデメリット
永久歯は、生えてから数年かけて成熟していきます。
エックス線撮影すると、歯根がまだ完成していないことを確認できることでしょう。
また、一見するとわかりにくいですが、歯の表面を覆っているエナメル質もまだまだ成熟していません。
未成熟な歯質は、酸による刺激を受けやすく、むし歯になりやすいので十分な注意が必要なのです。
▼歯の成熟はフッ素で促進できる
むし歯予防で有名な「フッ素」は、歯の成熟の促進にも役立ちます。
とくに歯科医院で受ける「フッ素塗布」は、歯を強くする効果、再石灰化作用が極めて高く、幼若永久歯の成熟にも寄与します。
それだけに、歯が生えて間もない時期こそ、積極的にフッ素塗布を受けることが大切です。
▼大人の歯が生えてきたら歯医者を受診
大人の歯は、6歳くらいから生え始めます。
いわゆる「6歳臼歯」が最初の永久歯であり、むし歯にかかりやすい時期の始まりでもあります。
ですから、大人の歯が生えてきた時点で、まずは一度当院までお越しください。
フッ素塗布はもちろんのこと、幼若永久歯に対する適切なブラッシング方法もきちんとお伝えします。
▼まとめ
このように、幼若永久歯はむし歯のリスクが高いことから、積極的なむし歯予防が必要となります。
正しい歯磨きの方法を身につけるだけではなく、フッ素塗布などによって成熟を促すことも大切です。
当院までご相談いただければ、幼若永久歯のむし歯予防法についてさらに詳しくお伝えします。
お子さまの大切な歯を私たちと一緒に守っていきましょう。
日付: 2020年3月30日 カテゴリ:お知らせ, スタッフブログ